新刊のおしらせ

タイトル
 2014年10月中旬、シンコーミュージックさんから、メールが届いた。「現在、ジェネシスのムックを制作中で、その中で「復刻創世記」に取材の協力をお願いしたいのですが…」との内容。しかも、時間があまりないという中でのお願いで恐縮されていたのだが、そこは元同業者。「あ〜、それは大変ですね。スケジュールがタイトなのは、よくわかりますよ〜。あれでしょ〜。ドキュメンタリーとかベストアルバムとかの発売に便乗して、どか〜ん!ってヤツでしょ?もー、復刻創世記ごときで協力できることがあれば、どんなことでも。あ、ちなみに私たちのコーナーは何十ページ割いてもらえるんですか?そういえば、偶然にも、今週末がライヴなんですよ。観にいらっしゃいませんか?で、シンコーミュージックさんは何十人いらっしゃいますか?さすがにご招待というわけにはいかないのですが…あ〜、そうですか?お一人様ですか。」という流れで、ライヴ前に簡単な取材を行うという流れになりました。
 メンバーには事前に、こんなこと聞かれるよ!という質問を振っておいたのですが、いや〜、メンバーみんな語る語る。スタジオでも、その位、ジェネシスについて語ろうよ(笑)。あ、それじゃ練習にならないか。私も勢い余って「GENESISは常にアンサンブルを主体としたバンドでして、その辺りは復刻創世記も真摯に…」な〜んて偉そうに語っていながら、数時間後のライヴでは、そんなアンサンブル崩壊を起こすという、なんとも「とほほ」な展開へ。正直、笑えなかったよ。でも、そんなコトもMCで全部暴露。長年の歴史で培った、意味無き逆境の強さか!?笑。※写真は、インタビュー中のメンバーの発言に改めて勉強させられるPhil中島の図。
 インタビューアーの方から、集合写真を撮らせていただきたいと言われ、「そういえば、メンバー全員で写真撮ったのって、凄い昔に川治温泉に旅行に行った時以来だな〜。もう、その頃のメンバー、ほとんどいないし。しかも、それ、集合写真じゃなくて、記念撮影だし。」と遠い目。カメラをバッチリ意識してのご機嫌な一枚!もちろん、これは採用されませんでした。また、そんなドタバタの流れだったので、ステージ写真までお願いされる始末。ここんとこ、お客様が好意で撮ってくださるので、カメラマンには頼んでなかったのだが、急遽、当日お手伝いいただくことに。勢い余って、ライヴ会場でお客様との集合写真まで!気持ちは、ほとんどアイドルだよん。ステージ写真は「GENESISな感じがわかるのがいいですねー」というわけで、Phil Collins時代と被り物と2種類お渡ししました。ま、使われた写真は案の定、被り物の写真がどか〜ん!と。ははは。
 後日、Phil中島は別に時間を取って、詳細な取材を受けることに。中学生の時にラジオで聴いたジェネシスの1stコンタクトから、法外な値段で買ったシングル盤から、家族と大喧嘩に発展した余計な話、マニアックな歌詞考察から、ブートレグにおける音源からわかるアレンジの妙まで、語りまくって来ました。一方、Tony岩崎も、このムックの別コーナー「ジェネシス・サウンドの変遷 キーボード編」について、自身のお宝自慢も合わせ別取材。聞く所によると「終電があるからって言われたんですけど、止まらなくなっちゃってですね〜。いやいや、もーちょっと!と引き止めて語りまくりました!」とのこと。あはは。
 そんなこんながどう料理されているか?日本初のGENESISムックに取り上げていただいたことも、光栄ですが、ジェネシス・ファン以外にも、ジェネシスが再認識してもらえる機会に、なればいいな〜な〜んて思ってます。で、ついでに、復刻創世記も注目されたら、さらに嬉しいなー。でも、そうなったら、さらに頑張らなくちゃ!…っていうかよー。俺にも記事書かせてくれよ。シンコーミュージックさん!まだ、お求めになっていない方はぜひ!ご購入を。(と、ちゃんと販売促進のお手伝い。偉いなー、復刻創世記)

THE DIG Special Edition ジェネシス (シンコー・ミュージックMOOK) 絶賛発売中!
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1969年のアルバム・デビュー以来、45年。今も熱狂的なファンの支持を集めている英国プログレッシヴ・ロック・バンド、ジェネシス。ピーター・ガブリエル、フィル・コリンズ、スティーヴ・ハケットらソロ・アーティストとしても成功を収めた歴代メンバーを擁し、15枚のオリジナル・アルバムを遺した彼らの軌跡を詳細に検証する。マイク・ラザフォードの最新インタヴュー、英音楽ライターのクリス・ウェルチによる完全ヒストリー、サウンド分析、歌詞の変遷、『ミュージック・ライフ』『ジャム』掲載の貴重な再録インタヴュー記事、アーティスト・インタヴュー等、オールタイム・ジェネシスを扱った国内初のジェネシス・ムックです。加えて、初代ギタリストのアンソニー・フィリップスから3代目ヴォーカリストのレイ・ウィルソンまで、歴代メンバー7人のソロ活動も総括します。
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【CONTENTS】
アートワーク・ギャラリー
【最新インタヴュー】マイク・ラザフォード
 再結成?今のところ予定はない。ただ、まだ5人とも生きている。それだけでも好スタートだ!
【特別寄稿】サパー・イズ・レディ~ジェネシス・ストーリー
 ジェネシスの変化と歌詞の変遷
 ピーター・ガブリエル脱退後のジェネシスを振り返る
【最新インタヴュー】ポール・ホワイトヘッド
 彼らはとても知的で、とても雄弁だった。僕たちは素晴らしいコラボレーション関係を築いた
■発売40周年記念特集 再考:『眩惑のブロードウェイ』
 Part 1 作編曲/演奏面から見る『眩惑のブロードウェイ』
 Part 2 怪奇幻想から超現実へ
 Part 3 子羊の謎に迫る 書籍『子羊解体新書【前編】』
■ジェネシス・サウンドの変遷
 パート1 キーボード編(←ここ。Tony岩崎大活躍コーナー!)
 パート2 ドラム編
■2007年リミックス音源を徹底分析
■アーティスト・インタヴュー
 #1 根岸孝旨 #2 荒井英治(モルゴーア・クァルテット)
■トリビュート・バンド・インタヴュー
 復刻創世記

■『サム・オブ・ザ・パーツ』&『R-KIVE』の見所・聴き所
■『メロディー・メーカー』1975年8月16日号
■蔵出し再録インタヴュー
 ジェネシス 『ミュージック・ライフ』1979年1月号
 ピーター・ガブリエル 『ジャム』1979年2月号
 ジェネシス 『ミュージック・ライフ』1980年4月号
 ジェネシス 『ミュージック・ライフ』1981年12月号
■歴代メンバー7人のソロ活動
 アンソニー・フィリップス、マイク・ラザフォード、トニー・バンクス、ピーター・ガブリエル、フィル・コリンズ、スティーヴ・ハケット、レイ・ウィルソン
■『ミュージック・ライフ』広告ギャラリー
■ジェネシス・インフォメーション

 

ムック: 196ページ
出版社: シンコーミュージック
ISBN-10: 4401640748
ISBN-13: 978-4401640744
発売日: 2014/11/19
http://www.amazon.co.jp/THE-Special-Edition-ジェネシス-シンコー・ミュージックMOOK/dp/4401640748

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