DUKE

(邦題・デューク)


Charisma CAS 1058

SIDE-1
BEHIND THE LINES (BANKS/COLLINS/RUTHERFORD)
DUCHESS (BANKS/COLLINS/RUTHERFORD)
GUIDE VOCAL (BANKS)
MAN OF OUR TIMES (RUTHERFORD)
MISUNDERSTANDING (COLLINS)
HEATHAZE (BANKS)

SIDE-2 
TURN IT ON AGAIN (BANKS/COLLINS/RUTHERFORD)
ALONE TONIGHT (RUTHERFORD)
CUL-DE-SAC (BANKS)
PLEASE DON'T ASK (COLLINS)
DUKE'S TRAVELS (BANKS/COLLINS/RUTHERFORD)
DUKE'S END (BANKS/COLLINS/RUTHERFORD)

A面
ビハインド・ザ・ラインズ
ダッチス
導きの声
マン・オブ・アワ・タイムズ
誤解
ヒートヘイズ

B面
君のTVショウ
アローン・トゥナイト
窮地
プリーズ・ドント・アスク
デュークス・トラベルス
デュークス・エンド


発売年とか録音データとか。

RELEASED MARCH 1980
PRODUCED BY DAVID HENTSCHEL/GENESIS
ENGINEERED BY DAVID HENTSCHEL
ASSISTED BY DAVE BASCOMB
SLEEVE ARTWORK BY LIONEL KOECHLIN
ART DIRECTION BY BILL SMITH
RECORDED AT POLAR STUDIOS, SWEDEN
AND MIXED AT MAISON ROUGE, LONDON

演奏者とか使用楽器とか

TONY BANKS/KEYBOARDS, BACKING VOCALS, 12-STRING GUITAR
MIKE RUTHERFORD/BASSES, GUITARS, BACKING VOCALS
PHIL COLLINS/DRUMS, VOCALS, DRUM MACHINE
DAVID HENTSCHEL/BACKING VOCALS

中島の大絶賛コメントコーナー!
Tony BanksとMike Rutherfordによるソロアルバムがそれぞれ制作され、Phil Collinsもプライベートの離婚問題があり、全員にネタのストックがない状態でスタジオへ。それが結果的に固い結束を生み、新たな傑作『DUKE』を生まれる。共作と各自で作曲した曲を持ち寄り、アルバムは制作された。ここでも前作同様ギター・シンセサイザーが使用されている。その他にも初の試みによるリズムボックスの同期なども行なわれた。このリズムボックス、RolandのCR-78という名機である。今では生産中止で、サンプリングされた音は出回っているが、リズムを記憶させた上で、つまみやフェーダーを操作してリズムにアクセントをつけるようなリズムボックスは作られていない。このリズムボックスは「Duchess」以外にもPhil CollinsのソロアルバムやAnthony Phillipsの「Invisible Man」などで多用されている。Phil Collinsの1stソロアルバム『Face Value』は同時期にデモテイクがストックされている。「Please Don't Ask」や「Misunderstanding」などは当初ソロ用として書いていた曲だったらしい。『Face Value』のドキュメンタリーDVDでは「Please Don't Ask」を弾き語り、涙汲むシーンが収められている。この時期はPhil Collinsの離婚が正式に決まる。何よりも子供と離れて暮らすことを苦痛に感じていたようだ。離婚は2回目となり、息子は後にミュージシャンになるSimon Collinsだ。その影響からか、これまでのGENESISのアルバムに比べ、歌詞が妙にリアルで男女間のもつれみたいなものが多く取り上げられている。

『DUKE』デザインの元となったフランスの絵本。 そんな主人公「アルバート」が活躍する他の絵本も。

【備忘録】
1979年に発売された一冊の絵本との出会いがこのアルバムのデザインになった。フランスの絵本作家:Leonel Kohchlin(リオネル・コクラン)の「L'alphabet d'Albert」がそれ。アルファベットを紹介するのは、アルバートという名のタクシー運転手。その中の「Q」のページがずばり『DUKE』のジャケットデザインとなっている。よく見るとちゃんと描き直している。この絵本、なかなか見つけることが出来ない。どこの国も絵本の命は短命なのか?ようやく見つけて手に入れたのはオランダの地域オークション。入手までたくさんの方に助けられるドラマがありました。この場を借りてありがとー!ちなみにアルバートというキャラクターは他の絵本にも登場している。

「Turn It On Again」のUSA盤シングルは、ミックスが異なり「1.2.3.4!」のカウントがカットされ、エンディングのコーラスのミックスもオリジナルと違っている。
Side A
Turn It On Again

Side B
Behind The Lines


CHARISMA CB 181

Albertが描かれたかわいい盤面。B面はイントロ部分を省いた編集が施されている。残念ながら、ペーパースリーブはなし。
Side A
君のTVショウ

Side B
ビハインド・ザ・ラインズ
日本国内でのシングルは、ご覧の様にLeonel Kohchlinの描き文字を真似したタイトルが楽しい。中身はUK盤と一緖。
Side A
Turn It On Again

Side B
Behind The Lines
イタリア盤は日本盤と同じ写真を使っていながら、表記が目立たないのであっさりしたデザイン。

Side A
Turn It On Again

Side B
Behind The Lines


CHARISMA CB 181

France盤もイタリア盤同様、シンプルなジャケットデザインになっている。いや、さらにシンプルか!?
   
 
Side A
Duchess

Side B
Open Door

CHARISMA CB363
UK盤。2枚目のシングルは2曲目のDuchess。B面はアルバム未収録で後にUK盤以外のThree Sides LiveのD面に収録された。

Side A
Misunderstanding

Side B
Evidence Of Autumn


CHARISMA CB 369

UK盤。3枚目のシングルは2曲目のDuchess。B面はアルバム未収録で後にUK盤以外のThree Sides LiveのD面に収録された。
Side A
Misunderstanding

Side B
Open Door
イタリア盤はカップリング違い。こちらもB面はアルバム未収録となっている。
   
 

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