20131221
Steve Hackett Tribute Band 【HAGETT】
【復刻創世記】
【復刻創世記 第2部】
Photo by Many Many Friends!

■2014年08月23日(土) 曇り〜晴れ

■Live at 吉祥寺 Silver Elephant

ニッポン・カリスマ・フェスティバル
共演:Steve Hackett Tribute Band 【ハゲット】

■SETLIST
第一部

01.Eleventh Earl Of Mar
02.Firth Of Fifth
03.The Cinema Show
04.Dance On A Volcano
05.Los Endos

第二部

06.Dancing With The Moonlit Knight
07.Supper's Ready

ENCORE

08.It 〜 Watcher Of The Skies(Closing Section)
09. The Knife

■こぼれ話

 カリスマ・フェスティバルですよ。ま、ジェネシスの関連ミュージシャンによるライヴということで、こんなタイトルにしてみました!このネーミングについては、Phil中島画伯の冴え渡るパクリイラストのフライヤーでもコト細かにそれらしいこと書いてあるので、見てない人は読んでみてみてみて。
【当日のフライヤー】  
さて、復刻創世記の約9ヵ月ぶりのライヴはそんな企画ライヴ。対バンは、世にも珍しいSteve Hackettのコピーバンド「ハゲット」です。それにしてもどうにかなんなかったのか?このバンド名は?いざ、フライヤーを作る段になって、「しょうがねーから、ロゴでも作ってやるか?」といくつか作ったら、そんなバンド名の癖して、デザインに手直し要求しやがんの(笑)。以下、俺さまが作ったイチオシのロゴデザインと最終的に決定したロゴ。
恐いよ〜。辛いよ〜。
 あ〜ら、なんかハゲットというバンド名が高尚に見えてしまうから、まぁ不思議。そんなPhil中島は実はこのバンドのオリジナルメンバー。ドラマー兼ヴォーカルで、2年程前に参加。Phil CollinsがSteveHackettのアルバムで客演してる曲を演奏&歌わさせてくれるならという条件があったと記憶してるが、細かいことは忘れちゃいました。ハゲットは埼玉県蕨市にあるHoneyFlashというセッションバーで誕生。練習2回でライヴをやろうとするノリに私が反発して練習回数を増やしたら、なんかバンドっぽくなっちゃったという経緯があります。ま、ふざけたネーミングで損をする(もしくは内輪でおおいに盛り上がる?)というのは、この店の伝統芸でもあるようなのですが、ライヴでは、そんな逆の期待を上回る、まさに「ベスト・オブ・Steve Hackett」の選曲と熱い演奏を披露してくれました。メンバーも初期の演奏を再現すべく、Flute奏者からTAURUSを手で弾く担当、サイドギター担当、さらには女性ヴォーカル曲ではゲストのヴォーカリストまで登場。選曲にはSteve HackettがカヴァーしたFocusの曲をねじ込むなどマニアックなセット。GENESISの「Your Own Special Way」はもちろん『GENESIS REVISITED』ヴァージョン!ステージにはスクリーンが設置され、曲紹介とアルバムジャケット、さらにはMCを担当をする人(笑)までも紹介する演出。お客様の反応も、とても良く「Steve Hackettをちゃんと聴いてみたくなった」という声が聞かれたのは、企画者としては嬉しかったです。唯一、文句をつけるなら、10名しか集客出来なかった点でしょうか(パンチ!)。

■ハゲット SETLIST

01.Steppes
02.Ace of Wands
03.Slogans
04.The Air Conditioning Nightmare
05.Shadow of the Hierophant
06.Clocks
07.Please Don't Touch
08.Jacuzzi
09.Hoping Love Will Last
10.Tommy-Eruption
11.Your Own Special Way
12.Everyday

ENCORE

13.Star of Sirius

【ここからは復刻創世記のお話】
 ライヴハウスにわがまま言って、通常より早い時間に機材搬入させていただきました。ちょうど、集合時間には雨が降り出して、ヴィンテージ機材だらけな搬入にヒヤヒヤしたのですが、もうスタッフさんの超協力体制のおかげで、凄くスムーズに搬入ができました。やっぱりイイライヴハウスだ!今回、機材のセッティングに際し、ステージを1m近く広く拡張しました。いやー、もうそんなこと出来るなら早くいってよ〜。って誰に言ってんだか。
 今回のライヴは「バンド・アンサンブルを確立しよう!」な、その第一回ライヴ。正直、前回のライヴにおけるバンド演奏は新メンバーを加えた初ライヴとはいえ、勢いでライヴを決行してしまった部分も多々あり、アンサンブル面での反省がたくさんありました。そこで、今年は「練習して、場数も増やそう!」とライヴを企画した経緯があります。対バンの候補もすぐ決まり、特訓がスタート。そんな記録はこちらの特訓日記へ。

■ライヴまでの、「特訓日記」

「特訓日記」 メンバー個々人が綴る自虐的特訓の記録。
 ステージの転換は、Phil中島とTony岩崎の機材を片付ける以外は、他の楽器は据え置き&Chester源中のドラムは使い回してもらったので楽々〜!っと思ったが、まったくそんなことはなく、なんだかんだで凄い時間かかってしまいました。足鍵TAURUSがいきなり音がでなくなったりもあったのだけど。いやー、イイ勉強になりましたよ。うそ。
 さて、登場SEは前回使ったものをアレンジして使用。レパートリーも新曲3曲(このメンバーではね)ほど増やす。ステージ上は、音が良かったこともあり、とても演奏しやすかった。さすがシルエレ!(褒めること2回目!)転換時に、落下させてしまったのがいけなかったか、2曲目のシンセソロでARPから音が出ないというアクシデント。Tony岩崎、とっさにハモンドで対応。さすが!ライヴは生モノという緊張感!& 本家でもありえないオルガンソロの「Firth Of Fifth」!そんな演奏が聴けるのは、復刻創世記だけ!レアだぞ〜〜!って、そうじゃないね。
 メンバー紹介の最中にキーボードの不調も復活。撫でたら直ったみたい。そんなアホな。MCで「次の曲たちを演奏したら、第一部終了です」のMCに笑いが。対バンがあるのに、2部構成ってどういうこっちゃ。というわけで、『Seconds Out』のD面を演奏して、再度休憩。でも、楽屋では、メンバー寛ぐ中、大慌てでPhil中島は「月影の騎士」への着替え。ここでも時間がかなりかかってしまい、段取りも含め、これまた次回への課題が明確に。
 久しぶりの仮装大会は「Dancing With The Moonlit Knight」。復刻創世記の被り物を作ってくれてた造型隊長は現在、沖縄に引っ越してしまったために、ご卒業。Phil 中島は造型隊長も後任として兼務。昔のそんな小物を全部メンテ&作り直し。大変だったけど、基本的に工作とか好きだから楽しかったです。この曲を昔に演奏した時に「え?頑張って作ったのに、あんだけしか出番ないの?」と元造型隊長が悲しがっていたのを思い出しました。作る側になって、私もそう思いました。なので、本家より長く騎士の格好でいるヴァージョンを披露。あ、そうそう、「騎士というより王様って感じだったよね〜」と宴会で対バンのメンバーに言われたが、これは言い訳させてもらうと、座るイスの高さが低くなってしまい、どっしり座る体勢になってしまったことが原因。ほとんど、便座に腰掛けてる感じだった。後で当日の映像を観る限りでも、完全に王様。さらに裏話をすると、次曲はMike田原がこのイスに座るのだが、何を勘違いしたのかステージに上がって、私が座るイスを自分のところに戻してしまったのだ。そして、12弦の準備をしてる映像が残っているため「これ、曲順を間違えただろ?」という事実が明らかになっている。おかげでとばっちりを受けたのは王様になってしまった騎士である。せっかく、イスを使い回せば、時間短縮にもなると考えたのに…。くそ!
 さて、2部はそんな感じでスタート。本当はSupper's Readyでも、仮装大会のつもりだったのですが、使用する小道具関係が、あまりにも劣化&破損していたのと、実家に引っ越した際、フルートをどこに仕舞ったのか?見当たらない状態のため、ライヴ前には断念せざるをえない状態へ。ちなみに今回のライヴの1週間前にフルートは見つかり、「Dancing With The Moonlit Knight」の後半で無事、その姿を披露できました。なので、次回のライヴでは、Peter Gabrielヴァージョンで披露とステージで意味なく言い訳&公約。
 本編が終り、いただいたアンコールに76年のアンコールナンバーでお応えました。かなり早いスピードになってしまったのは、Phil中島のタンバリンのスタートが早かったおかげ。特に高速フレーズの登場するSteve松田とTony岩崎が血祭りに。練習では中々揃わなかった、「Watcher Of The Skies」のインスト・パートはイイ感じで終われたと思う。続けざまに演奏した「The Knife」。Chester源中が、一端楽屋に引き返すと勘違いし、頭に入り損ねるというアクシデント。なんだかんだでトラブルは相変わらずあったものの、前回のライヴよりは、演奏者が楽しめ、手応えのある演奏ができました。集まっていただいたお客様、95名!対バンもGENESISファミリーということもあり、GENESISファンに楽しんでもらえたイベントになったのではないでしょうか。以下は、お客様にいただいたライヴの感想です。

■感想(アンケート、頂いたメール、他
    ネットから、かっぱらって来た書き込み等より)

●ちょー良かったです。ラストのナイフがもう…。
●ベースの方、ご苦労様です。マジのやすおさんを初めて見ました。よかったです。
●Great!
●あいかわらず楽しませていただきました。
●盛り上がる曲ばかりで楽しい。靖雄さんのテンションいい!迫力!
●いつも通り楽しかったです!
●もーさいこー!!
●イワノフさんの楽器が無事でありますように!機械でも、調子の悪い時には撫でて励ますと調子が良くなることがありますよ(いつもやってますw)。天井の鏡にドラムが写って、ちょっとMirrors Tour(78年)のようで楽しかったです。月影の衣装は新作ですか?また来ます!
●前半、Cinema Show、Dance〜Los Endosは圧巻!後半も楽しかった!また来るよ〜!被り物がもっと観たい。ベースさんがどんどん安定して来たから、どんどん良くなって来てますね。中島さんは、出だしが安定しませんね。でも、どんどん良くなった!!あとは歌の不安定さがなくなれば最高ですね。
●Newメンバーのライヴをはじめて見ました。とても落ちついてるというか、安心できるという印象です。いつも楽しませてもらってありがとうございます。観る側もすっかり老けましたが、ライヴの間は少し若返れます。いやー、楽しかったです。ホントどうもありがとう!岩崎さんの機材をお初に堪能しました。感激です!!来年もライヴをがんがんやってください〜。
●今回も最高!また来るよ!関西も会社が休みだったら行きたいです。
●楽しすぎ。ツインドラム泣ける!!トリプル・アコギ、パーフェクトです。
●声がよく出てて良かったです!(いつぞやは、その辺が気になってしまったことがあり)…と思ったらDancing With The Moonlit Knightが…。でも、いつも楽しませてもらってありがとうございます。ラストが短縮バージョンでもThe Knifeはひじょーに最高に気分が盛り上がって帰れるのでとても良いです。
●メンバーが代わって、完全復活した感じ。素晴らしいの一言。
●久々にみた。レパートリー増えて良かった。Dancing With The Moonlit Knightの歌、前半、ナッド・シルヴァンより良かった。Los Endos、涙出る。歌、高音出す時は、胸を張って、肺にめいっぱい空気入れると出しやすいので試して。
●ライブ良かったですよ~!ほんとにGenesisへの愛が伝わってきたし、すごい迫力でした!これからも頑張って下さいね。
●だんだん良くなるね。次が楽しみ!
●もうリズム隊はスゴ過ぎ!プロ!!!その分、メロディー隊はもう少しがんばって!もっともっとオリジナルを死ぬ程聴いて余韻を大事に。えらそうでスイマセン。中島さん、ドラムはもちろん、 Supper's Readyのヴォーカルは気持ちが入っていて最高でした!
●第一部…初来日のステージのようですばらしかった。前回、目黒でのライヴよりまとまりがよくなった感じがします。第二部…月影の騎士、ヨーロッパのLive映像を思い出しました。フルート上達されましたね。ナイフ、最後決まった!!
●ジェネシスはいいわぁ。最近の日本や世界の音楽シーンと比べるとかっこ良すぎます。リズムも音の重なりも複雑で美しくてかっこよくて、そんな楽曲のコピーを完璧に聴かせてくださってありがとうございました。感動しました。のりのりでした。
●一部ラスト良かった。
●ベリーグッド!
●ワンマンも待ってます。
●ライブ、お疲れ様でした!素晴らしかったです。 やっぱりメロトロンパワーでしょうか、ここぞというところで音がまったく同じ!では、降参するしかありません。ギターもSeconds Outで聴いたまさにそのままの音だったり、タウラスも…。実は一番楽しみにしてたかもしれないツインドラムも堪能させていただきました。一緒に来た友人も衝撃を受けてました。
●素晴らしいライブでした
●ジェネシス&復刻創世記は最高!!
●とても素晴らしいライブで、良い時間を過ごせました。
●素晴らしいライヴありがとうございました♪ 私は今回、中島さんのおっしゃったビューポイントでライヴを見ることができました。それも最前列で!もう度迫力(^-^)v 次回10月の両国秋場所ライヴも楽しみにしてます(^^)
●お疲れ様でしたー。楽しそうなやすおさん素敵☆
●いつもにもまして汗だくで気合いが入ってましたね(^_^;)
●お疲れ様でした!
●お疲れ様&ありがとう!おかげでとても楽しかったです〜復刻ライブとても良かったです
●サイコーでした!また明日から頑張れます。ありがとうございました。
●お疲れ様でした。思い切り楽しませていただきました。素晴らしいギグ、ありがとうございました。10月も楽しみにしております。
●素晴らしいライブありがとうございました!すごく楽しかったです!!^^
●本当に感動しました。また伺います。楽しかった、ありがとうございました!^^
●おつかれっした.
●ひゃー\(^o^)/一度見たら・・あ、違う!聴いたら忘れられない 復刻創世記サウンド
●行きました!セコンズ・アウトの世界にノックアウトされたので、また行きたいです。素晴らしいライブ、ありがとうございました。
●日本カリスマフェスティバル Steve HackettのTribute Bandの「HAGETT」、GENESISのTribute Bandの「復刻創世記」による「眩惑」のプログレッシブ・ナイトでした。HAGETTの演奏の途中でやっと到着して、階段の中段のほんの隙間から見ていました。ボスの首から下を見るのがやっとでしたwwでも演奏は素晴らしく、ギターのロング・トーンがカッコ良かったです。でも実際のところ知ってる曲が…(汗 大人の経済力で揃えたアナログキーボード、シンセサイザー、そしてメロトロンの音の素晴らしさww。デジタルには真似出来ない音の太さと優しさ。アルバムで聴いたそのままの音が再現されます。それだけではなく、他のメンバーの機材や衣装、パフォーマンスまでがそっくりそのままGENESIS。ツイン・ドラムは圧巻。3本の12弦ギターの深く透明な響き。MOOGのTAURASの太いベース。ヴォーカル中島さんのGENESIS愛溢れるパフォーマンス。全てが最高でした。
●音の出なくなったシンセをナデナデするイワノフさんにグッときた。
●復刻創世記のライヴは初めてでしたが、楽しいライヴでした。ありがとうございました。ツインドラムが特にカッコ良かったです。メロトロンやオルガンやアナログシンセを持ち込んでいたのはびっくりしました。
●復刻創世記とハゲット楽しかったです。復刻創世記の貫禄はさすが。ほぼ真ん中前方に陣取ったんでツインドラムの迫力も凄まじかった。機材トラブルは仕方ないとして、ギャグが少な目だったのが唯一残念。10月も行きます。フルート期待。
●素晴らしかった!
●噂の復刻創世記を初体験。愛とこだわりのジェネシス・トリビュートでございました。お見事!
●復刻創世記の皆様、お疲れ様でした。アナログ機材の不安定さ・緊張感を乗り越えての素晴らしいライヴ、感激しました!初見の友人は、中島さんの衣装を含むパフォーマンスに驚きの声でしたが、「今回は押さえめだよ。まだまだこんなもんじゃないよ!」とみんなで煽るアオる。10月も楽しみ。その前日はモルゴーアのオールプログレ演奏会に行って来ましたが、こちらはプロの方とはいえバンマスが「なんかこう、プログレファンの人って怖いんですよね」とMCで言っていて、笑いつつも「ほんと、そうだよね~」と同意してしまいました。皆さんプログレファン一直線、この道ひとすじ40年とかいう人達が集っているわけで、もう一音一音鼓膜に焼き付いている状態のリスナーを前に演奏するってプロであってもものすごいプレッシャーだと思います。いくら弦楽四重奏にアレンジしていると言っても。その時「5大プログレバンドと銘打たれた中でも何だかジェネシスは日本では今ひとつマイナーですね。自分は大好きなんですが」と紹介された後でのCinema showの旋律の美しさは圧巻でした。他のバンドと比べても、一番綺麗なんじゃないでしょうか。やっぱりGENESISは素晴らしいと(ry この2日間、極上の楽しいライヴを経験できたわけですがパフォーマーの皆様はこのライヴの日まで身銭切って時間も割いていろいろなものを犠牲にしたりして練習し、そーいう非常にシビアな聴衆の前で発表するわけですよね。演奏している側も聴いている側もプログレ(ジェネシス)が大好きで、そういう気持ちの人達が一堂に会して盛り上がれるっていうのは何だか物凄く幸せなことなんじゃないだろうか、とふと思ってちょっと目頭が熱くなったり…ということで、いつも復刻創世記の皆様には感謝しています。これからも何とぞ長く続けて下さい。できる限り見に行かせて頂きたいので、よろしくお願いします!
●一部が押したのか、ちょっと短かった?
●今夜はお疲れさまでした。心から楽しませていただきました!


●フィル中島だけあって、中島さんはフィルですね~ピーターは止めるけど、フィルはのばす箇所とか、ピーターは言わないけど、フィルはOh~って入れるとか、SECONDS OUT聴いてるようでした。本音を言わせていただくとしたら、逆モヒカンの幅が少し太かったような気がしました。←そこ?10月の両国もぜひ伺いたいです。
●観戦2回目です。そして2回とも超満員。こんなに日本中にジェネシスファンがいるのか?という感じですね。生メロトロンは何度聞いても最高です。そして再認識するのは曲のクオリティの高さと演奏の難度の高さですね。本物も何回も練習、リハーサルを重ねたのでしょうね…。
●心から楽しませていただきました。ありがとうございました。お待ちかねのサパースレディが良かった。ワン・フォー・ザ・バインを演ってくれたらもうもう涙ものでしたが…。ビンテージのキーボードも面白かったです。メロトロンの生演奏を見るなんて、極上のうな重(天然ウナギ)を食すよりも贅沢な時間でした。(とはいえ敢えて苦言を言えば、音は今時のシンセの方が良いですね~。)楽器は弾けませんが、耳年増になってしまったのかもしれません.言いたい放題で申し訳ありませんが、復刻創世記の隠れファンの一人として言わせていただきました。仕事とこのような偉業を両立なさっていることに敬意を表します。本当にありがとうございました。
●イワノフさんになってから初めて観たんですけど、本物のメロトロンの合唱の音、素晴らしかったっす!(涙)あの音を生で聴いたの生まれて初めてだったと思います。あとギターの方には是非エコープレックスを使って頂きたいです!
●「復刻創世記」観戦レポート(前半)
夏といえば「TUBE」
じゃなかった、夏といえば「ロック・フェスティバル」
というわけで、今年も「FUJI ROCK FESTIVAL」を皮切りに、数多くのロックフェスが開催されたが、夏フェスのトリを務めるのは1970年代に端を発する「カリスマ・フェスティバル」の流れをくむ「Nippon Charisma Festival」である。

そのような訳で、今回のレポートでは8月23日に開催されたカリスマフェスの様子を、前後半に分け、余すところなくお伝えしよう。

さて、今年の「Nippon Charisma Festival」は、「HAGETT」VS「復刻創世記」という頂上対決というか痴話喧嘩というべきか、いずれにせよジェネシスファンにはたまらない出演者が勢ぞろい。広告メールの嵐に紛れて届く復刻創世記「友の会」からの前売り情報をもとに、20番台の整理番号を手に入れた筆者は、プログレの聖地、吉祥寺Silver Elephantに勇躍おもむいたのであった。

ところが、である。会場前には誰もいないのである。
コンサートといえば お馴染みの、白い靴を履いたダフ屋のお兄さんはおろか観客とおぼしき人は一人もおらず、通りを行く人は、皆、会場前を素通りしていくのである。

そのような訳で、チケットを入手したものの そのまま待ち続ける雰囲気でもないので、つかの間 吉祥寺の街を散策し 会場時刻の5分前に戻ったところ、、、いるじゃない。いつの間に集まったのか、そして これだけの大群衆がどこに身をひそめていたのか、会場前の通りはオーディエンスであふれているのであった。

そうか、そうだったのか!何時間も前から集まって、近所のお店の営業妨害をした挙句、DJポリスの出動に留まらず公演自体が中止に追い込まれるおそれがあるので、みんな隠れていたンだな。おとなだな。えらいなぁ。

そんな感慨にふけりながら 会場となる巨大な地下空間に降り立った筆者は 前から二列目という好ポジションを確保し、渇いたのどを冷たいビールでうるおしながら、開演を今か遅しと待つのであった。

だがしかし、この時の行動が 後にあれほどの悲劇を生むことになろうとは、何人といえども想像し得なかったであろう。

以上、今回は開演を間近に控えて高揚する地上世界の様子をお伝えしたが、後半ではついに始まった世紀の祭典の模様を余すことなくお伝えする。さらに、筆者を襲った悲劇についても解き明かしていこう。
●「復刻創世記」観戦レポート(後半)
そしてコンサートは開始された。

HAGETTによる「The Steppes」、「Ace of Wands」でガツンとやられ意識を失った筆者は、マイバッハの歌声により天空へといざなわれた。まさしくそこは夢の世界であった。

話は変わるが、ボスの熱演と超満員のオーディエンスの熱気を冷ますため、会場のエアコンは持てる能力のすべてを冷気に替えていた。そして、、、、
天界で夢のような時間を過ごしていた筆者は、冷気とビールの利尿作用により一気に覚醒したのであった。「トイレどこ?」

そのような訳で、唯一記憶しているのは、その昔、「フィル中島」がHAGETTに在籍していたという驚愕の事実が明らかになった場面だけであり、あとの記憶は、、、意識ははっきりしていたのですが ありません。ごめんなさい、申し訳ないです。

しかし、さすがプログレ、トリビュートバンドであってもメンバーの離合集散模様はあたりまえ。有志による相関図の早期作成が待たれる次第である。

いずれにせよ、巨大フェスティバル名物(?)のトイレ行列はこの日も出現し、楽しみにしていたイワノフ城築城の様子も見れずじまいであった。

閑話休題。お待ちかね「復刻創世記」の登場である。

ステージに上がるメンバのなかで一人だけ「I Can't Dance」歩きの人物。誰あろう、すでにガブリエルが憑依している我らがヒーロー「フィル中島」であった。

セットリストなどはオフィシャルサイトを参照していただきたいが、メイクや扮装も含めたエキセントリックなパフォーマンスは本家に勝るとも劣らないものがあった。だが、黒マント姿の「フィル中島」が頭を振り始めたその刹那、大天使ガブリエルの姿は消え、ケリーさんのパパが降臨してきたのであった。恐るべし!堕天使オジー・オズボーン!

楽しい時間があっという間に過ぎてしまったのと同様、このレポートも紙幅が尽きようとしている。読者諸兄には申し訳ないが、演奏については全く触れないまま 最後に彼らの今後の予定について示しておきたい。

聡明なる読者諸兄はご存知の通り、今回のフェス出演はワールドツアーの皮切りに過ぎず、国内では10月に江戸東京博物館に近い両国の あの会場で、そして11月には大阪城ホールよりもアクセス至便な あの会場で「復刻創世記」の雄姿を仰ぐことができる。
殊に、関西でのツアーは「プログレ三都物語」と銘打ち 名古屋のEL&P、関西のKing Crimsonと共演することが決まっている。関西のプログレファンよ、「復刻創世記」の来日を括目して待たれよ。


どうもありがとうございました!
(復刻創世記一同)